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Russia-Ukraine crisis will put even more strain on the global food supply, driving up prices of wheat and corn around the world Wednesday, February 23, 2022 by: Lance D Johnson
https://www.naturalnews.com/2022-02-23-russia-ukraine-crisis-more-strain-global-food-supply.html#
(ナチュラルニュース） ロシア、ウクライナ、米国、欧州連合の危機は、世界の食糧供給にさらなる負担をかけ、小麦、トウモロコシ、ヒマワリ油の価格を押し上げる恐れがあります。英国はすでにロシアの銀行5行に制裁を加えています。米国と欧州連合も独自の制裁リストで関与しています。紛争が激化する中、世界の食糧供給はバランスを失っているのです。
ロシアとウクライナは、世界のヒマワリ油輸出の80％近くを担っています。世界の小麦輸出の約29パーセント、世界のトウモロコシ供給の19パーセントはロシアとウクライナから供給されています。小麦、トウモロコシ、ヒマワリ油は、世界中の人々が必要とする食品によく使われています。中東の多くの小国は、小麦をロシアとウクライナに依存しています。黒海の港が軍事衝突とその脅威によって遮断されたため、重要な穀物の輸出ができなくなるのです。
ウクライナとロシアの対立が激化すると、日常的な穀物の輸出が停止されるようになる
ロシアとウクライナの紛争が激化すると、米国でも食料価格がさらに上昇する可能性があります。ロシアのプーチン大統領がドネツクおよびルガンスク人民共和国の独立を宣言し、これらの地域に軍隊を派遣した後、米国の小麦先物は2月3日の安値から9.72％、トウモロコシ先物は9.34％急騰しました。
食糧配給、軍事衝突、出荷の迂回によって最も影響を受ける地域は、北アフリカ、アジア、中東でしょう。これらの地域は、ロシアとウクライナの小麦とトウモロコシの輸出に大きく依存しています。ロシアの小麦の輸出は主にアフリカと中東に送られ、2021年にはロシアの小麦の約70％がこれらの地域に送られました。2014年にロシアがクリミア半島を占領すると、小麦の価格は20%も急騰し、アフリカや中東全域の食糧供給を脅かすことになりました。船路が遮断され、制裁が課されると、小麦やトウモロコシの入手が脅かされ、船路が妨害されることになります。
また、多くの小国が小麦の供給をウクライナに依存しています。レバノンは小麦の供給の半分をウクライナから受けています。リビアは小麦の43％をウクライナから輸入しています。その他、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、エジプトなどにも影響が及ぶでしょう。これらの国々はウクライナだけから小麦供給の14-28パーセントを受け取っています。
世界各地で食糧不足の危機が高まる
ウクライナは2022年に5600万トンの穀物を輸出したいと考えていますが、港や航路の多くが寸断されるのは必至です。輸出のほとんどは黒海を経由して運ばれています。この地域で軍事衝突が続けば、これらの港や航路は未知の時間、遮断されるかもしれません。
この地域の戦争の脅威は、すでに重要な食糧供給を迂回させています。バイヤーはすでに船舶を別のサプライヤーに迂回させるなど、準備を進めています。バイヤーは船積み時に長時間の遅延を起こすわけにはいかないので、前もって計画を立て、最も効率的に穀物を輸出する方法を見つけ出しているのです。シンガポールのあるバイヤーはロイターに対し、迂回について次のように語りました。「戦争リスクのため、船は黒海への入港を避けている」と、このトレーダーは語りました。「供給の途絶はすでに起きています。」
事態は急速にエスカレートしています。実際、ウクライナ穀物協会のリーダー、ニコライ・ゴルバチョフ[Nikolai Gorbachev]はすでに、黒海で日常の穀物輸出が停止されるため、トウモロコシと小麦の価格が20〜30％跳ね上がると予想しているといいます。さらに悪いことに、ナショナルオーストラリア銀行のアグリビジネスエコノミスト、フィン・ジーベル[Phin Ziebell]は、「黒海地域からの供給の混乱は、世界全体の供給力に影響を与えるだろう」と述べています。
世界中で拡大する食糧供給危機については、Collapse.Newsをご覧ください。
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