AIが従来のIDシステムを脅かす中、サム・アルトマンが銀行家たちにワールドIDを売り込んでいる　Laura Harris

Sam Altman pitches world ID to bankers as AI threatens traditional identity systems　08/03/2025 // Laura Harris

https://www.naturalnews.com/2025-08-03-sam-altman-pitches-world-id-to-bankers.html　

米国連邦準備制度理事会（FRB）のカンファレンスで、OpenAIのCEOサム・アルトマンは、虹彩スキャンによるデジタルIDシステム「World ID」を、銀行・金融業界におけるAIによる不正行為対策に不可欠だと宣伝した。
アルトマンは、AIによって音声認証、顔認証、その他の生体認証はすでに無効化されていると警告し、新たなID技術の早急な導入を促した。
アルトマンの企業Tools for Humanityが開発したWorld IDは、虹彩スキャンでユーザーを認証し、ブロックチェーンを用いてIDデータを保存することで、オンライン上の人間とAIボットを区別することを目指している。
このプロジェクトは、監視リスク、データ保持、透明性の欠如、個人の自律性の低下の可能性を理由に、国際的な規制への反発を受けている。
AIが社会規範と異なる判断を下す可能性について問われたアルトマンは、その答えを曖昧にし、そのことは、彼のデジタルID構想の安全性と説明責任に対する懐疑的な見方を強めている。

OpenAIのCEO、サム・アルトマン[Sam Altman]は現在、物議を醸している虹彩スキャンによる本人確認プロジェクトを金融セクターに直接展開し、自身のWorld IDシステムを、AIによる詐欺の危機に対する必要な防壁として位置付けています。

7月22日に開催された米国連邦準備制度理事会（FRB）の銀行規制に関する会議で講演したアルトマンは、人工知能（AI）によって既存の認証方法のほとんどが既に時代遅れになっており、金融業界は危険なほど準備不足だと警告しました。

「AIは、人々が認証を行うほとんどの方法を完全に無効化しました。自撮り、手を振る、声を出すなど、手の込んだ認証方法はすべてです」と、アルトマンは述べました。「深刻な詐欺危機が迫っているのではないかと、非常に懸念しています。」

アルトマンはさらに、虹彩をスキャンすることでユーザーを認証し、その認証情報をブロックチェーン基盤に保存する生体認証プラットフォーム、World IDを提案しました。アルトマンが共同設立した企業、ツールズ・フォー・ヒューマニティが開発したこのシステムは、AI自体が生み出した根本的な問題、つまり合成メディアやなりすましがますます増えているデジタル世界において人間と機械を区別するという問題に対する解決策として売り出されています。

その後、アルトマンは中央銀行や金融規制当局者らを前に、世界の金融システムにおける不正行為を阻止するための新たなツール導入の緊急性を強調しました。「私が恐れているのは、声紋を認証手段として受け入れる金融機関が一部あるということです。いまだにそんなことをしているのは常軌を逸しています。AIがそれを完全に打ち負かしたようなものです」と、アルトマンは述べた。

アルトマンの発言は、AIが止められないと同時に危険であり、機関の対応よりも速くセキュリティシステムを破ることができるという、より広い世界観を提示しました。同時に、彼は人工知能がインターネット以来最も変革をもたらす力となる未来について熱意あるビジョンを描き、「計測するにはあまりにも安価な知能」の世界を予測し、最終的には完全に機能するヒューマノイドロボットへの進歩を示唆しました。（関連：ChatGPT CEOサム・アルトマンが、米国の主要6都市にディストピア的な眼球スキャン「オーブ」を設置）

批判者たちは監視、データ保持、そして侵襲的なアイデンティティ慣行への警告を発している

アルトマンの提案は、生体認証による監視、データ保持、そして侵襲的なアイデンティティ慣行の常態化への懸念を理由に、強い懐疑的な反応に遭遇しました。

「デジタルアイデンティティを生体認証スキャンに結びつけるという考えは、監視、データ保持、そして個人の自律性について重大な疑問を提起する。プライバシー保護の約束があるにもかかわらず、複数の国の規制当局は既に同意と情報開示に関する問題でこのプロジェクトに異議を唱えており、場合によっては停止命令を出している」と、ケン・メイコン[Ken Macon]はReclaim the Netの記事で述べています。

質疑応答の中で、ある参加者は、AIが社会規範や民主主義的価値観と相反する判断や結論を導き出すようになるのではないかという懸念について、アルトマンにどう対応するのかと質問しました。30分以上AIの革命的な可能性を称賛した後、アルトマンは質問をそらしました。「これは私の専門分野から完全に外れています」と、彼は答えました。

社会的リスクへの対処を躊躇するこの姿勢は、デジタルアイデンティティに関する彼のビジョンを取り巻く不安を深めるだけです。

Worldcoinとそれに付随するWorld IDに関する詳細は、Surveillance.newsをご覧ください。

Worldcoinが、おそらく世界中で採用されるであろう新しいデジタルIDをどのように推進しているかについては、こちらのビデオをご覧ください。

https://www.brighteon.com/embed/ae522bca-42fd-4da6-8651-94296c23c74a　

このビデオはBrighteon.comのThe Prisonerチャンネルからのものです。

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