テキサス州の酪農場で爆発事故、18,000頭以上の牛が死亡　Arsenio Toledo

Explosion at Texas dairy farm kills over 18,000 cows　Thursday, April 13, 2023 by: Arsenio Toledo

https://www.naturalnews.com/2023-04-13-explosion-texas-dairy-farm-kills-18000-cows.html#

(ナチュラルニュース) 4月10日月曜日の夜、テキサス州の酪農場で爆発があり、18,000頭以上の牛が死亡し、農場労働者1人が重症を負いました。

この事件は、テキサス州パンハンドル地域のディミットにあるサウスフォーク酪農場の牛舎で発生し、昨年来のいわゆる事故が相次ぎ、国内の食料生産インフラを麻痺させた最新の事件となりました。(関連：食料供給への新たな攻撃：養鶏業者が鶏が卵を産まなくなったと報告、汚染された飼料が原因か)

カストロ郡当局は、火災の原因となった爆発は機器の故障から始まったと考えています。その後、火は牛が搾乳場と飼育小屋に運ばれる前に運搬される建物に燃え拡がりました。カストロ郡保安官のサル・リベラ[Sal Rivera]は、そのために生き残った牛はごくわずかだったと述べています。

テキサス州消防局では、現在も火災の原因を調査しています。リベラは、火災をより悪化させたのはおそらく「ハニーバジャー」事件だと指摘する。狭い空間で火災が発生すると、真空状態になって内部の水分がすべて吸い取られ、その部分がオーバーヒートします。牛から出るメタンもおそらく発火し、延焼を助長したのでしょう。

救急隊員が火災による被害の全容を把握したのは鎮火後であり、18,000頭以上の牛が死んだと報告されており、これは米国で1日に屠殺される牛の数の3倍近くに相当しています。

酪農家の労働者1名が構造物の中から救出され、近くの病院に搬送されました。火曜日の朝の時点で、彼の状態はまだ重体だが安定していると報告されています。この火災により、他の人間に身体的被害はありませんでした。

ディミット市長のロジャー・マローン[Roger Malone]は、「呆気ないことだ」と言いました。「この辺りでは今までなかったと思う。本当に悲劇です。」

「生き残った牛もいれば、処分せざるを得ないほど傷ついた牛もいるだろう」と、リベラは言いました。

死亡した18,000頭の牛は、この農場の総飼育頭数の約90パーセントに相当しています。生き残った牛は、サウスフォーク・デイリーファームの同じオーナーが管理する別の施設に移されました。

サウスフォーク酪農場の火災は、2013年以来、牛にとって最も致命的なものだった

ワシントンに拠点を置く動物擁護団体「アニマルウェルフェア研究所」は、2013年に納屋や農場の火災の追跡を開始して以来、牛の単一事故死としては最大であると指摘しています。

2番目に大きい単独事故死は、2020年に400頭の牛を焼き尽くしたニューヨーク州北部の酪農場火災ですが、サウスフォーク酪農場火災の死亡数にはまるで及びません。

「これは、私たちが知る限り、牛を巻き込んだ最も致命的な火災です」と、研究所の政策アソシエイト、アリー・グレンジャー[Allie Granger]は言いました。「過去にも、一度に数百頭の牛を巻き込んだ火災を見たことがありますが、これほどの死亡率ではありませんでした。」

牛1頭の評価額がおよそ2,000ドルであることから、カストロ郡のマンディ・グフェラー[Mandy Gfeller]判事は、サウスフォーク酪農場を管理する会社は、数千万ドルの損失を被る可能性があると述べました。これは、破損・焼失した設備や建物から発生する損失を考慮に入れてもいません。

「あなたは壊滅的な損失を目の当たりにしているのです」と、彼女は言いました。「あの作戦に関わった一人一人に心を痛めています。」

アメリカの食糧供給の悪化については、FoodCollapse.comで詳しく解説しています。