独立個人党のオルタ黙示録:なんでも何が正しいのか自分で考えてみよう-世界暴政化の策謀を絵本で理解-「百聞は絵本にしかず」
War and Natural Gas: The Israeli Invasion and Gaza’s Offshore Gas Fields By Prof Michel Chossudovsky Global Research, October 08, 2023 Global Research 8 January 2009 Region: Middle East & North Africa Theme: Oil and Energy In-depth Report: PALESTINE
今からおよそ15年前の2008年12月、イスラエルは「キャスト・リード作戦(2008-2009)」によってガザに侵攻した。
以下の記事は、イスラエルによる空爆と「キャスト・リード作戦」による侵攻のさなかの2009年1月に、グローバル・リサーチによって最初に発表されたものである。
筆者ノートと最新情報
2023年10月7日(土)未明、ハマスが軍最高責任者モハメド・ダイフ[Mohammed Deif]率いる「アル・アクサの嵐作戦」を開始した。同日、ネタニヤフ首相はいわゆる「戦争準備状態」を確認した。
イスラエルは現在(2023年10月7日)、パレスチナに対する違法な戦争を公式に宣言している。
軍事作戦は必ず事前に計画される。「アルアクサの嵐作戦」は「奇襲攻撃」だったのか?ネタニヤフ首相と彼の巨大な軍事諜報組織は、ハマスの攻撃を予知していたのだろうか?
「アルアクサの嵐」作戦が開始される前に、パレスチナに対して全面戦争を仕掛けるという入念に練られた計画が想定されていたのだろうか?
フィリップ・ギラルディ博士[Dr. Philip Giraldi]によれば
「元情報将校として、イスラエルがガザ内部に複数の情報提供者を抱えていなかったとは信じられない。また、国境の壁沿いに集団や車両の動きをキャッチする電子盗聴器を設置していないなどとは。」
[ネタニヤフ首相はガザの動向を予見し、報復のためにガザを地図から消し去ることができるように、この事態を放置することを選んだのだろうか? ] (Philip Giraldi, October 8, 2023)
ネタニヤフ首相のガザに対する2023年10月7日の違法な宣戦布告は、2008年から2009年にかけての「キャスト・リード作戦」によるガザ侵攻の延長線上にあることも理解しておくべきだ。その根底にある目的は、イスラエル国防軍によるガザの完全な軍事占領と、パレスチナ人の故郷からの追放である。
フラッシュバック:キャスト・リード作戦(2008-2009)
ガザはパレスチナに属している。 2008年12月、イスラエル軍は「キャスト・リード作戦」によってガザ地区に侵攻した。この侵攻を正当化したのは、「イスラエル市民に対するガザ地区からの執拗なテロ活動と絶え間ないミサイルの脅威」だった。
隠された意図は何だったのか?
キャスト・リード作戦の目的は、パレスチナの海洋天然ガス埋蔵量を没収することだった。
侵攻後、パレスチナのガス田は国際法を無視してイスラエルによって事実上没収された。
「キャスト・リード作戦」の1年後、テルアビブは「イスラエル沖」の東地中海でリヴァイアサン天然ガス田を発見したと発表した。
当時、このガス田は 「・・・東地中海地域の約83,000平方キロメートルに及ぶレバント盆地の未開拓地域で発見された、これまでで最も有望なガス田である。」 (i)
同じ場所で2009年に発見されたタマール油田と相まって、テキサス州ヒューストンを拠点とするノーブル・エナジー社とパートナーのデレック・ドリリング社、アブネル・オイル・エクスプロレーション社、レシオ・オイル・エクスプロレーション社にとっては、イスラエルにとってエネルギーの大当たりとなる見込みだ。(フェリシティ・アーバスノット[Felicity Arbuthnot], Israel: Gas, Oil and Trouble in the Levant(イスラエル:レバントのガス、石油、トラブル), Global Research, December 30, 2013参照)
ガザン・ガス田は、より広いレバントの評価地域の一部である。
展開されているのは、パレスチナを含むこれらの隣接ガス田がイスラエルの軌道に組み込まれることである。(下の地図参照)
エジプトのシナイからシリアに至る東地中海沿岸一帯は、石油だけでなくガスも大量に埋蔵されている地域である。
Michel Chossudovsky, Global Research, October 8, 2023
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