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遺伝子編集実験によりハムスターの同性に対する攻撃性が引き起こされた Rhoda Wilson

Gene Editing Experiments Caused Aggression Towards Same-Sex in Hamsters By Rhoda Wilson on June 4, 2022 • ( 3 Comments )

https://expose-news.com/2022/06/04/gene-editing-experiments-caused-aggression/

ジョージア州立大学の新しい研究によると、遺伝子編集ツールであるCRISPR-Cas9を使ってアルギニン-バソプレシン(AVPV1a受容体(R)を操作すると、ハムスターの社会行動に逆説的な変化が生じることがわかった-ハムスターの攻撃性を抑えるのではなく、高めてしまったのだ。 平たく言えば、ハムスターを凶暴な怪物に変えてしまったのである。

55日にProceedings of the National Academy of SciencesPNAS)に掲載されたこの新しい研究は、ジョージア州立大学神経科学研究所のH. エリオット・アルバー[H. Elliott Albers]教授とキム・フーマン[Kim Huhman]副所長によって主導されたものである。

研究者らは、社会的行動におけるAVPRの役割を調査することに着手した。バソプレシンホルモン[vasopressin hormone]AVPR1a受容体は、協力、絆、コミュニケーション、支配、攻撃など、一般的な社会行動の範囲において重要な役割を果たすことが知られており、研究者がこれらを調査対象として選んだ理由はそこにある。

「我々は、シリアンハムスターの前核マイクロインジェクションにより、CRISPR-Cas9を介したAVPR1a遺伝子の編集を行った」と、その研究者らは述べている。

CRISPR-Cas9は、ゲノム編集ツールである。これまでのDNA編集技術よりも高速で安価、かつ正確であり、幅広い応用が期待される。遺伝学者や医学研究者が、DNA配列の一部を削除、追加、変更することにより、ゲノムの一部を編集することを可能にするユニークな技術である。

 

ダンデライオンメディカル社のアニメーション:DNA CRISPR-Cas9分子医療アニメーション、2020128日公開(2分)

この研究の方法は、ほとんどの哺乳類種で社会的行動の調節を担っている、脳内の最も重要な機能のひとつを制御することを目的としていた。

論文では、ハムスターのAVPR1a受容体(バソプレシンホルモンの働きを一時停止させる働きもある)の「スイッチを切る」ことで、さまざまな行動に及ぶ社会的表現が変化することを明らかにした。

この研究では、ハムスターがより多くの社会的コミュニケーション行動と、同性の同種に対する攻撃性を示すことが観察された。同種のとは、同じ種レベルに属する個体を指す言葉である。

「我々は、これらのハムスターにAVPR1asが存在しないことを、実証することで確認した:

1) 脳内におけるAVPR1a特異的な受容体の結合が完全に欠如している。

2)中枢に投与されたAVPに対して行動学的に無感覚である。

3) AVPR1asの活性化によって生じるよく知られた血圧応答がない。

しかし、予想に反して、AVPR1a KOハムスターは、野生型(WT)同腹子よりも社会的コミュニケーション行動や同性の同胞に対する攻撃性を示した。」

CRISPR-Cas9 editing of the arginine–vasopressin V1a receptor produces paradoxical changes in social behaviour in Syrian hamsters, PNAS, 5 May 2022

「この結果には本当に驚きました」と、アルバース教授は述べた。「私たちは、バソプレシン活性をなくせば、攻撃性も社会的コミュニケーションも減少すると予想していました。しかし、その逆のことが起こったのです。」

「我々は、このシステムを、自分たちが思っているほどには理解していません。この直感に反する発見は、特定の脳領域だけでなく、脳の回路全体におけるこれらの受容体の作用について考え始める必要があることを教えてくれます」と、アルバース教授は付け加えている。

ハムスターのCRISPRを用いた研究は、大きな前進であるとアルバースとフーマンは述べている。「遺伝子編集されたハムスターを開発することは容易ではありませんでした」と、アルバース教授は述べた。「しかし、人間の社会的行動に関与する神経回路を理解することは重要であり、我々のモデルは、人間の健康へのトランスレーショナルな関連性を持っています。」

彼らはハムスターの遺伝子を破壊し、同種の同性に対して凶暴な暴力的攻撃者に変えてしまったのだ。問題は、これを人間でやるのか? ということである。

 

オプトジェネティクス、マグニートー遺伝学、遺伝子編集

Spartacusは、広範な記事の中で、マインド・コントロール実験について探求している。「これらの実験の究極の目標は、一部の人が考えるように、マインドコントロールされた資産や洗脳候補を作り出すことではない。これらの実験の目的は、社会的規模での大衆的マインドコントロールと技術的心理社会化である」とSpartacus書き、光遺伝学と磁気遺伝学にセクションを割いた。

神経系を実験的に刺激する方法の一つは、光や電磁場に対して神経組織を遺伝的に感作することである。

オプトジェネティクスは、実験室での組織培養やマウス実験に10年以上前から使われている技術である。トランスジェニック動物の組織に光感受性タンパクをコードする遺伝子を導入し、光ファイバーでレーザー光を組織内に送り込み、反応を起こさせるというものである。

また、フェリチンを膜結合型イオンゲートウェイに付着させ、電磁場で刺激する「マグニートー[Magneto]」と呼ばれるタンパクも、この手法に含まれる。

このような技術は、ブレイン・コンピュータ・インターフェイスの部品として使われる可能性があるが、遺伝子工学が必要で、成体では非常に効率が悪いのである。

遺伝子治療は、すでに建っている家の設計図を変更するようなものなのである。これを読んでいるあなた自身は、かなり成熟した生物である。あなたの遺伝子は生まれてからずっと発現し続けており、あなたの組織はその遺伝子を代表するものである。

中枢神経系(以下、CNS)の神経細胞は、大人になってからのターンオーバーがとてもとても低いのである。CRISPR-Cas9や、ナノテクノロジーやウイルスベクターを用いた生体細胞への遺伝子導入やトランスフェクションなどの進歩があったとしても、神経組織を外部刺激に完全に対応させるための人間の遺伝子操作には、組織が特殊な細胞群に分化する前に、生殖細胞系列の編集や胎内(子宮内)遺伝子療法が必要になると思われる。

それ以外の人については、すでに存在する神経組織を刺激する方法を見つけることが必要であろう。

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