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今後30年間の太陽活動の減少は、地球にどのような影響を及ぼすのだろうか? Valentina Zharkova (Christer Ericsson & Rhoda Wilson)

What effects will the Sun’s reduced activity over the next 30 years have on Earth? By Rhoda Wilson on December 11, 2023 • ( 16 Comments )

https://expose-news.com/2023/12/11/what-effects-will-the-suns-reduced-activity-have/ 

太陽は大太陽活動極小期[grand solar minimum]と呼ばれる時期を迎えている。 これは、太陽フレアや黒点に火をつける太陽活動が減少している状態である。これは通常の周期であり、1600年代半ばから50年以上続いたミニ氷河期とも関連している。

今回の大太陽活動極小期は、2031年から11年間続く最も寒い時期であり、1600年代半ばのマウンダー極小期ほどではないが、植物の生育を低下させ、食糧不足をもたらすには十分な寒さとなる。

ウェブサイトSpace Weatherによると、2015年以降、記録的な黒点のない日数は年々増加している。アメリカ海洋大気庁(以下、NOAA)、アメリカ航空宇宙局(以下、NASA)などは、太陽が太陽活動極小期に入っていることに同意しているようだ。それが何を意味するかは解釈の余地がある。

2019年、ノーザンブリア大学のヴァレンティーナ・ジャルコヴァ[Valentina Zharkova]数学教授は、太陽活動の減少を最初に認識させた人物の一人であり、Conversations That Matterの司会者であるベテラン・ジャーナリストのスチュアート・マクニッシュ[Stuart McNish]と共に、太陽とその活動の減少、そしてそれが地球の気温に与える影響についての彼女の読みについて議論した。

「私たちは2020年から現代のグランドミニマムに入ります」と、ジャルコヴァは言った。そして、これは今後33年間、3サイクル続き、イギリスの平均気温は約0.8度下がるだろうと付け加えた。

「現代のグランドミニマムで予想されるのは、マウンダー極小期[Maunder minimum](ヨーロッパの主要河川が凍結し、雪が多かった17世紀)よりも気温の低下が若干小さくなるということです。」

17世紀から現在に至るまで、太陽の位置の関係で気温は約1度上昇しました。 ですから、もし気温が0.8度(摂氏)下がろうとも、何であろうとも、マウンダー極小期の気温よりはずっと高くなりますから、おそらくマウンダー極小期ほど寒くはないでしょう。」

各太陽周期は11年である。 太陽周期25は2021年1月に始まった。 太陽サイクル2620313月に始まるだろう。 太陽サイクル2720413月に始まるだろう。

太陽の活動は、25サイクルでは24サイクルよりわずかに低くなるが、26サイクルでは最も低くなる。つまり、26周期と27周期の間が地球で最も寒い時期になるだろう、とジャルコヴァは言った。「私たちはおそらく、果物や野菜などの植物の不足を感じるでしょう。」

https://www.youtube.com/embed/JyyuouPSNEA?version=3&rel=1&showsearch=0&showinfo=1&iv_load_policy=1&fs=1&hl=en-US&autohide=2&wmode=transparent 

Conversations that Matter: How the sun affects temperatures on Earth (w/ Valentina Zharkova, Northumbria University), 10 October 2019 (23 mins)

9月、ヨーロッパの独立系メディアサイトFree West Mediaが、ジャルコヴァのインタビューに関する記事を掲載したので、以下に再掲します。

Solar researchers sound the alarm to deaf ears: “Severe cold and food shortages as early as the 2030s”

By Christer Ericsson

ヴァレンティーナ・ジャルコヴァはウクライナの太陽電池研究者で、確かな学歴と世界をリードする研究、数々の画期的な出版物を持つ。1975年、キエフ国立大学(KNU)で応用数学を最優秀の成績で卒業。1984年、キエフの天文台で太陽プロミネンスの放射伝達を専門とする天体物理学の博士号を取得。キエフ国立天文台で長年にわたり研究員、講師を務める。

1992年、イギリスに渡り、グラスゴー大学で太陽フレアのエネルギー粒子の研究の第一人者となる。広範な研究の末、彼女は太陽フレアが太陽地震によって引き起こされることを発見し、1998年、彼女の画期的な発見は権威ある科学雑誌Natureに掲載された。

2000年にブラッドフォード大学の講師となり、2005年には応用数学の教授となった。20139月、彼女は数学と物理学の教授としてノーサンブリア大学に採用された。その間に200本以上の論文を発表し、そのうちの3本はネイチャー誌に掲載された。彼女が2020年から2053年の間に地球に影響を及ぼすと信じている現代のグランド・ソーラー・ミニマムを予測したのは、そのうちの1つの論文だった。

興味深いことに、2020年はコロナウィルスの「パンデミック」(「」付加)が疑われ、大規模なロックダウンと「ニューノーマル」の導入に使われた年でもある。

ジャルコヴァ教授は、粒子動力学に関するモノグラフを執筆し、デジタル画像の自動認識と分類に関する本の編集者を務め、高エネルギー粒子に関するRHESSI本を執筆した。この太陽系研究者は他にも18冊の本に寄稿している。ジャルコヴァはこれまでに、欧州委員会、工学・物理科学研究評議会(EPSRC)、科学技術施設評議会(STFC)、王立協会、王立天文学会(RAS)、米空軍から資金援助を受けている。

受賞歴のあるカナダ人ジャーナリスト、スチュアート・マクニッシュの番組「Conversations That Matter」での2019年のインタビューで、ジャルコヴァは、太陽研究者たちが2015年以来、太陽活動が400年前のマウンダー極小期に最後に起こったグランド・ソーラー・ミニマム期にのみ見られる形で減少している兆候を観測していることを、非常に深刻かつ慎重に説明した。彼女は、NOAANASA、その他の研究機関が様々な形でこの傾向を指摘しているが、一般には公表していないことを挙げている。ジャルコヴァは、太陽活動の大幅な減少は、まだ始まったばかりであり、気候や天候の劇的な変化や地球規模の寒冷化は避けられないと主張する。彼女はまた、最悪になると思われる時期についても言及している:

「サイクル25とサイクル26[最も活動的でないサイクル]の11年の間、そしてサイクル2627の間は、地球上で最も寒い時期になり、私たちは植生の欠如を通してそれを感じるでしょう。」

したがって、このサイクルSC25の活動期の後、この10年の後半から2050年代初頭まで、地球は例外的な寒さ、異常気象、地震、火山噴火を経験することになる。彼女は、それが本格的に始まるだろう年として2030年を指摘し、2030年代は深刻な食糧不足をもたらすほど寒くなるだろうと警告している。

これを踏まえると、グローバリストのアジェンダ2030や、2030年代初頭に影響を及ぼすとされる「人為的地球温暖化」の主張には疑問が残る。問題は、なぜ彼らが私たちに警告を発しないのか、ということだ。さらに問題なのは、なぜ彼らは世界の政府や国民をミスリードし、その脅威が温暖化であると信じ込ませているのか、ということだ。これらの疑問に対する潜在的な答えは、不安なものである。

参考

 

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