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細胞透過性ペプチド修飾ナノワイヤーの初代神経細胞への自発的な内在化 Jae-Hyun Lee(Lieber研)et al

わかり易い論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26745653/
 

Nano Lett. 2016 Feb 10;16(2):1509-13.  doi: 10.1021/acs.nanolett.6b00020. Epub 2016 Jan 12.

Spontaneous Internalization of Cell Penetrating Peptide-Modified Nanowires into Primary Neurons

Jae-Hyun Lee  1 Anqi Zhang  1 Siheng Sean You  1 Charles M Lieber  1

Affiliations

1 Department of Chemistry and Chemical Biology and ‡John A. Paulson School of Engineering and Applied Science, Harvard University , Cambridge, Massachusetts 02138, United States.

PMID: 26745653  DOI: 10.1021/acs.nanolett.6b00020

要旨

細胞内の電気生理現象を高感度・高空間分解能で捉えることができる半導体ナノワイヤー(NW)デバイスは、ナノバイオエレクトロニクスの重要なツールとして注目されている。しかしながら、細胞の完全性や代謝活性を損なうことなくナノワイヤーを細胞内に送達することは、機械的な力や電気パルスを用いない限り困難であることが証明されている。ここでは、ヒト免疫不全ウイルス1由来の転写活性化因子(TAT)という細胞侵入性ペプチドをSiナノワイヤーの表面に結合させ、初代神経細胞への自発的な内包を促進するバイオミメティック・アプローチを紹介する。共焦点顕微鏡による一定時間のイメージング研究により、TATを結合したNWTAT-NW)がマウス海馬神経細胞に完全に内在化することが示され、定量的画像解析により内在化効率が約15%であることが明らかにされた。さらに、ライブセルダイナミックイメージングにより、NWは膜に結合後10-20分で浸透を開始し、30-40分で完全に内在化することが示された。さらに、TAT-NWの後根神経節(DRG)ニューロンへの内在化により、細胞侵入型ペプチド修飾法の汎用性が示された。

Keywords: Silicon nanowires; TAT peptide transfection; dorsal root ganglion cells; hippocampal neurons; live cell confocal imaging; membrane penetration; surface modification.

 

https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/acs.nanolett.6b00020# 

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