独立個人党のオルタ黙示録:なんでも何が正しいのか自分で考えてみよう-世界暴政化の策謀を絵本で理解-「百聞は絵本にしかず」
Coley’s Toxins Dr Vernon Coleman
https://www.vernoncoleman.com/toxins1.htm
紀元前 2600 年、エジプトのファラオ、イムホテプ[Imhotep]の世話をしていた医師たちは、腫瘍を退縮させるために意図的に局所感染を促した。13 世紀には、聖ペレグリン[St Peregrine]の腫瘍が感染後に消失した。数世紀前には、腫瘍を破壊するために感染させるのが標準的な治療法だった。ロシアの作家アントン・チェーホフ[Anton Chekhov]は、丹毒[erysipelas]感染ががんの寛解を促すことに気づいた。がんを殺すために感染を利用することは、米国の特殊外科病院で働いていた腫瘍学者ウィリアム・コーリー[William Coley]によってより確固とした科学的根拠を与えられた。1893 年にいくつかの結果がまちまちだった後、コーリーはStreptococcus pyogenesとSerratia marcescensの研究を始め、一連の症例研究として結果を発表した。
コーリー毒素の理論は、体の防御細胞であるマクロファージががんを敵として認識しないという事実に基づいている。がん細胞と組織は、正常な体組織と見なされる。がん腫瘍の部位で感染をシミュレートすることにより、体は発熱を起こし、免疫システムのより高い活動を促す。 1893年から1963年まで、コーリー毒素はさまざまな種類のがんに対して広く使用された。大手製薬会社の1つであるパーク-デイビスは、この製品をある程度の成功を収めて販売した。しかし、1962年に米国でキーフォーバー・ハリス[Kefauver Harris]修正条項が可決された後、コーリー毒素は食品医薬品局によって「新薬」の地位を与えられ、臨床試験以外で治療を処方することは違法になった。 ヨーロッパでは、コーリー毒素は1990年にドイツ当局によって公式生産が停止されるまで、ドイツの小さな製薬会社によって製造されていた。 (ドイツでは、法律に抜け穴があった。医師は、販売または無料で配布しない限り、未承認の治療薬を製造することが許可されていた。そのため、法律では、医師が治療に適切だと思った場合に、コーリーの毒素を調製し、使用することが許可されていた。) 世界の他の地域では、感染症を利用して治癒を促すという原則が今でも受け入れられている。現在タイに住んでいるアメリカ人の友人は、膀胱がんを発症した。彼は、がんのある部位の膀胱に結核菌を注入するという方法で治療し、非常に成功した。西洋では、彼は治癒したと言われるだろう。 今日でも、コーリーの毒素ががんを治すという公式の証拠はなく、悲しいことに、私の知る限り、大規模な臨床試験は実施または計画されていない。いつものように、問題は製薬会社(ほぼすべての医療研究を実施または管理し、多くのがん慈善団体とがん産業を管理している)がコーリーの毒素からほとんど利益を得ていないことのようだが、市場に出回っている非常に高価な化学療法製品よりもその毒素の方が効果的で、間違いなくはるかに危険性が低いと主張するのは難しくない。
注
上記は、ヴァーノン・コールマンの『Commonplace Book』から引用したものです。この本は、www.vernoncoleman.comのブックショップで購入できます。
Copyright Vernon Coleman January 2025