中国は経済的に完全に崩壊しかけているのか？　Ethan Huff

(ナチュラルニュース）中国の多くの地域では、共産党政府が電力を配給し、このエネルギーに依存して生産される輸出品の供給を事実上遮断しているため、電力不足に苦しんでいます。

武漢コロナウイルスのサプライチェーンの問題が続く中、世界の安価なジャンク・サプライヤーである中国は、マイクロチップやiPhoneなど、世界が回転し続けるために必要なものを生産する数がさらに減っています。

この1ヶ月間で、中国の31の省のうち半分以上の省が電力供給の制限を受けています。これらの省には、南部の広東省のような産業の中心地から北東部の「錆びついた地域」までが含まれています。

この状況は、消費財などを世界に供給している中国の製造拠点がどうなるのか、多くの懸念を生んでいます。

野村證券のチーフエコノミストである陆挺［Lu Ting］は、「この週末、状況は悪化した」と述べています。

中国では計画停電のようなものはある程度普通に行われていますが、今回の停電は通常よりもはるかに広範囲に渡っており、しかも長時間に及んでいます。

北京が課している排出量削減目標や、石炭の不足などが要因となっているようです。また、世界を覆う経済危機がハイパーインフレの初期段階を引き起こしていることもあります。

Luは電力危機について、「市場の関心が恒大と北京の不動産セクターに対する前例のない規制に集中しているため、もう一つの大きな供給側のショックが過小評価されたか、あるいは見逃されたかもしれない」と付け加えました。

中国のGDP成長率予測を8.2%から7.7%に引き下げ

中国では、これまでの予測ほどの成長は見込めないようです。中国のGDP成長率の予測は、8.2%から7.7%に引き下げられました。

「予測のダウンサイドリスクが高まっています」とLuは言います。

もちろん、いわゆる「デルタ変異株」にも責任があります。何か問題が発生すると、いつも「中国ウイルス」がスケープゴートにされます。

「Covid」は、長い間避けられなかった経済破綻のためのカバーストーリーに過ぎないと言えるかもしれません。そうすれば、権力者たちが経済的に壊滅的な規制を推し進めている理由も説明がつきます。なぜなら、自分たちが事前に知っていた差し迫った崩壊を「ウイルス」のせいにできるからです。

しかし、この混乱の渦中にいる多くの人々は、何が起こっているのかを理解していません。何百万人もの中国の住民が、何の前触れもなく、しばしばピーク時に電気を消されているのです。

中国政府は、「送電網全体の崩壊を避けるため」にこのような措置が必要だと主張し続けています。

遼寧省、吉林省、黒龍江省の地方当局は、「9月23日から25日にかけて、風力発電の急激な低下などにより、（遼寧省の）電力供給ギャップが深刻なレベルに達した」と発表しました。

また、水の供給にも影響が出ています。吉林省のある水道会社は、ソーシャルメディアで「不規則で計画性のない、予告なしの停電や制限が2022年3月まで続き、停電や断水が常態化する」との声明を発表しました。

これは、このような問題が続くには非常に長い期間ですが、知っている人は知っている、ということのようですね。

「規制がさらに厳しくなれば、炉を温めるだけで何も作らなくなるかもしれない」と、ある工場長は不吉なことを言いました。

迫り来る世界経済の崩壊についての最新情報は、Collapse.newsをご覧ください。

Sources for this article include:

SCMP.com

ＨＮ：

beingtt

性別：

非公開

コメント