独立個人党のオルタ黙示録:なんでも何が正しいのか自分で考えてみよう-世界暴政化の策謀を絵本で理解-「百聞は絵本にしかず」
The Shocking Story of the Trans Pacific Partnership 20th August 2023
https://vernoncoleman.org/articles/shocking-story-trans-pacific-partnership
2005年、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、シンガポールは環太平洋パートナーシップ協定を結んだ。このパートナーシップは相互貿易協定だった。
2008年、アメリカはTPPを引き継ぐことを決定し、オバマ政権はロビイストを後援して、TPPを、健康や環境など、企業利益(つまりアメリカの企業利益)を妨げる可能性のある公益問題の公的規制を阻止するための協定に変えた。オバマは国際的な大企業と銀行家を保護し、彼に投票した愚かな人々を罰した。
オバマの救済策はペテン師たちをますます金持ちにし、貧困層や中間層をさらに貧困化させた。中産階級と貧困層の破壊は、第三世界経済の破壊が意図的な政策であるのと同じように、意図的な新自由主義政策である。
アメリカ版TPPは、政府が損害を与えた企業や投資家を訴えるのを止めることができる新しい裁判所(投資家国家紛争解決裁判所)に権力を与えた。さらに悪いことに、ISDS法廷は、公的規制によって利益が損なわれたと考える外国企業に罰金を支払うよう、政府に命じることができる。そのISDS法廷では、政府が企業にその企業が好きな金額を無制限に支払うよう命じることができる。こうして新しい裁判所は、銀行家や企業が何の罰則もなしに、その国に対して好きなことができるようにした。もし銀行や企業が、ある国の労働規制や安全規制が自社の利益を損なうかもしれないと感じたら、政府を利益損失で訴えることができた。
そのため、たとえばエクアドルの裁判所が石油会社のシェブロンに対し、公害を引き起こしたとして95億ドルの損害賠償を命じたとき、ハーグのISDS法廷はエクアドルの最高裁を覆した。さらに悪いことに、ISDSはエクアドルに対し、石油大手オクシデンタルとの共同探鉱事業を取り消したとして、18億ドルに利息を加えた罰金を科した。
このような訴訟によって、小国は定期的に破滅させられている。グローバリストにとっては少額でも、関係国にとっては巨額になることが多いのだ。
アメリカのジョン・ロバーツ[John Roberts]最高裁長官は、ISDSにはあらゆる国の法律を見直し、その国の立法府、行政府、司法府の行為を無効にする権限があると述べている。
ISDS法廷(判決を下す法廷)は3人の民間弁護士で構成され、彼らは訴訟を起こした企業の代理人弁護士でもある。3人の弁護士が訴訟を起こし、誰が勝つか決める。そして、アメリカ企業の権利をあえて侵害した国が支払うべき金額を決める。
どのような定義から見ても、これはゆすり以外の何ものでもなく、コーザ・ノストラが考え出したものよりも悪いとは言わないまでも、同じくらい悪いものだ。
銀行家や企業は、彼らが主張する将来の潜在的利益のために訴訟を起こすことさえできる。
これだけ聞くと、まるで奇妙なフィクションのようだ。しかし、そうではない。すべて真実なのだ。
そしてもうひとつ、この親米的な法律(その多くは秘密裏に進められている)は、消費者が口にする食品が遺伝子組み換えであるか、ホルモン剤で栽培されているか、化学薬品で処理されているか、あるいはそれ以外のものであるか、まったく知る術がないことを意味する。
この背後にいる陰謀家たちは、やりたい放題だ。そして誰もそれを止めることはできない。
これらの法律は、冷酷なまでに企業寄りのオバマ政権によって導入されたことを忘れてはならない。そして何も変わっていない。2021年、ジョー・バイデン次期大統領はフォーリン・アフェアーズに、次期大統領の「外交政策アジェンダは米国をテーブルのトップに据える」と書いた。
新自由主義者のおかげで、すべての国際法は、グレートリセットを目指す陰謀家たちに雇われた企業ロビイストたちによって作成されるようになった。
この抜粋は、ヴァーノン・コールマン著Their Terrifying Plan から引用したものです。The Terrifying Planはとてもとても恐ろしく、事実がぎっしり詰まっています。すでに一冊買ってくださった皆さん、ありがとうございます。印税はすべて、ジャーナリストや政治家に配る本の購入に使わせていただきます。