独立個人党のオルタ黙示録:なんでも何が正しいのか自分で考えてみよう-世界暴政化の策謀を絵本で理解-「百聞は絵本にしかず」
Twenty Years ago the Labour Party Destroyed Britain’s Health Service Dr Vernon Coleman
https://www.vernoncoleman.com/twentyyearsago.htm
20年前の2004年、イギリスの労働党はNHSを破壊した。
その手口はこうだ。
2004年4月以前は、GPは週末や銀行休業日を含む時間外診療を行っていた。しかしその後、労働党政府はGPに新しい契約を提案し、GPは1日24時間、1年365日、患者をカバーしないことを選択できるようにした。
この新しい契約は、GPの収入を6桁に飛躍的に増やすことも可能にした。政府は、ゴードン・ブラウン[Gordon Brown]の財政指導の下、2007年までにGPの平均所得を118,000ポンド(夜間や週末に働かなければならなかった頃と比べて63%増)とする契約を取り交わした。
その結果、時間外診療のコストは倍増し、患者に提供される診療の質は劇的に低下した。NHSのすべての問題は、この悲惨な変化に起因している。GPが夜間や週末に医療を提供しなくなったことで、事故・救急部門への負担は劇的に増大した。救急車の需要は限界に達している。これらすべては、意図的にNHSを破壊した労働党政府の責任である。その結果どうなるかは彼らには分かっていたはずだ。
この変更を逆にして、GPに夜間や週末の訪問診療をさせれば、NHSは1時間で回復するだろう。病院や救急車からプレッシャーが取り除かれる。そして、この変更には1ペニーも必要ない。
注
上記は、ヴァーノン・コールマン著『Gordon is a Moron(ゴードンはバカ)』(首相としてのゴードン・ブラウンの物語)からの引用です。『Gordon is a Moron』は、www.vernoncoleman.comのブックショップで購入できます。
Copyright Vernon Coleman June 2024